2014-01-01から1年間の記事一覧
ほとんど月一更新ぽくなってきましたが、過去記事 (人の声は耳が痛い(3)(比喩表現ではないです) - 世界は眩すぎる) で少し書いた、苦手な音=人の声について重ねて書きます。 未就学児くらいの年齢のお子さんは、ふいに「きゃーっ」て感じの声をあげるこ…
すこしお久しぶりです。 今回は障害程度区分の判定の面接に行っていた時の話をします。 福祉の法律上「成人」になる、つまり18歳になると、福祉事業所が提供している、就労や入所などの障害福祉サービスを契約できるようになります。 そのためには「障害程度…
キングジムのデジタル耳栓を買いました。 声は聞こえて、騒音だけをカット!!「デジタル耳せん」| KING JIM 声は聞こえて、騒音だけをカット!!「デジタル耳せん」MM1000| KING JIM 何箇所かで、「いいよ」と聞いたので。アフィじゃないですよー。 ひと…
少しお久しぶりです。 このブログの趣旨とは外れますが、災害ボランティアのことについて少し書いてみようと思います。 8月に起こった、丹波や広島の皆様には本当にお見舞い申し上げます。 先に書いてしまいますが、この記事の内容はボランティアに行った話…
「適度なボリュームで声を発することが難しい」という話です。 どうやら自分の場合、普通にしゃべっているつもりでもだいぶぼそぼそ声で話しているようで 「え?」と聞き返されたりけげんな顔をされたり 雑談なんかだと「…よくわからない」と流されたり とい…
衝動性ってどう抑えたらいいんだろう。 自分が怒りを感じるポイントを掴みきれてないのも原因だと思うのですが 怒りを感じると 「今すぐに、怒っていることを表明しなければいけない」 と責めたてられているような感覚がする。 あるいは、「今すぐに『××』(…
(承前)以前の同タイトルの記事で、 自分が障害を告知される立場だったら、「他の人とはこのような点が違う」という事実と「どのような工夫をする必要があるか」という方法を早く教えてもらいたかった、という趣旨のことを書きました。 でも親御さんの立場で…
障害自認、というのでしょうか 「あなたには障害がある」と告知すること、の話です。 (自分の場合、かつ、告知される側、としての書き方をします) まず、教えられなくても自認するかどうかですが 身体障害だったら、本人はいやでも自認するでしょうね。 自…
(承前) 一週間以上空いてしまいましたが… 同タイトルの過去記事で、自閉症スペクトラムのあるお子さんを「理解できない」と仰っていた親御さんの話を書きました。 その中で、「(その子は)ずーっと同じ、笑ったような顔をしてそこにいる(なのでちょっと気…
(承前) 同タイトルの記事で、自閉症スペクトラムのあるお子さんを「理解できない」と仰っていた親御さんの話を書きました。 今回はその中で出てきた、「『おとうさん、おかあさん』と呼びもしない」ということについて、推測を述べてみます。 (お子さんの…
(承前) 同タイトルの前記事で、発達障害を持っている子が「○○をやります!と堂々と宣言するものの、実際の行動に移さない」という問題を持っている例をあげました。 それは、「動作を実際に始めるにはかなりの気合いを必要とする」という問題もひとつの原因…
なんだか一週間ほど空いてしまいましたが、同タイトルの前々記事にて 発達障害の子の親御さんから見た問題点その2、 「何か言っても応答するだけで行動に移さない(例:「○○をします!」と約束するけどまともにやり通したことなんてない)」 ことについて。…
一つ前の記事で、自閉症スペクトラムのあるお子さんを「理解できない」と仰っていた親御さんの話を書きました。 今回はその中で出てきた、「どこに連れて行っても楽しそうな様子がない」ということについて、推測を述べてみます。 自分の場合をたとえとして…
障害程度区分認定の面接に行ってたときの話です。ちょっとフェイク入ってますけど。 知的障害は割と軽くて自閉症スペクトラムが入ってて、特別支援学校の高等部を卒業するから面接の申込みしました、就労支援の福祉サービスを使う予定です、っていう子がいた…
人の肌を触るのも触られるのも割と苦手です。 ぞわっとするし、どう反応したらいいかわからないです。 自閉症スペクトラムの人の症状として割とよく聞くのが、「化学繊維の感触がだめ」とか、逆に「特定の布を常に触っている」なのですが 自分の場合は布の感…
自閉症の世界を理解するための5つのシミュレーション « WIRED.jp ↑視覚過敏や聴覚過敏などをシミュレートできる動画集のページです。 ここに掲載されている5つの動画について、以下、自分のコメントです。 1つめ:以前、聴覚過敏について書いたときに挙げた…
以前の同タイトルの記事で、 「いろいろな発話の中でも挨拶は特に、大きな声で行われるため、それが頭に響いて耳に痛い」 「そのため、なぜ苦痛を感じてまで挨拶をしなきゃいけないのか、理由がわからなかった」 という趣旨のことを書きました。 で、まぁこ…
障害認定の話です。 以前の記事に書きましたが、「療育手帳」は一般に「知的障害があること」の公的証明書といえます。 なので、現状、「知的障害を伴わない、自閉スペクトラム含めた発達障害」だけを持っている人の場合 一般的に療育手帳の取得は難しく、精…
前回の記事で、 人の心を植物にたとえるならば、自分のそれが生えている場所は他の人とは全く違う座標上かもしれない、というような表現をしました。 (…いささか詩的な表現なので少々気恥かしいですが) なぜそう考えたか、ひとつ例を出します。 「夜、あな…
「心の理論」とは、簡潔にいえば「他の人の心を理解する心」のことだそうです。 自閉症スペクトラムの症状は、「心の理論がうまく働いてない」としばしば表現されますよね たとえばサリーとアン課題その他、ひっかかるとか。 自分の場合だと、今ざざっと目を…
逆さむきの顔は、「人の顔…だよね?」としか認識できないようです。 横向きの顔だと、髪型を抜かしたら誰の顔かわりと判断できないようです。 逆さ向きや横向きの顔を見ても、それが知らない人のものだったら、まず表情なんかわからないし、へたすると(顔部…
自分の場合、人の表情はたいがい「無表情」カテゴリに分けてしまうようなのです。と以前書きました。 「人の表情は観察しなきゃいけない」と思っているから(人間関係上、注目されるべきポイントのようだ、と学習したから)、「無表情じゃなくて、これは、え…
ほっとくとご飯食べないです。 食べることに興味ないとかめんどくさいとかじゃなくて。 空腹自体を、意識向けない限り認識しないっぽいんですよ。「自分今おなかすいてる?のどかわいてる?」って司令塔(意識)が手動スキャンしないとランプついてるのが対…
感覚過敏なのか感覚鈍麻なのか少し迷う内容ですが。 今日は某コーヒーショップチェーンに行ったのですが 割と他のお客さんが多くてちょっと参った。話声と笑い声がひどく響いてマジに聴覚過敏症シミュレーションみたいでくらくらした。 学生さん集団とおねえ…
自分の場合、年齢が年齢なので子供のころは特に「気がかりな子」扱いもされず 児童相談所案件になることもなかった時代に育ったわけで (言うまでもなく「発達障害」という概念自体がなかった時代ですし。「知的障害」という言葉だって、あったんだろうか?…
(障害福祉の仕事にかかわっていたころの話です) 知的障害と自閉症をあわせて持ってるひとの場合、療育手帳の判定≒IQの判定が「重度」という場合がすごく(体感的に、ですが)多いなあと思ったのですよね。 中度~軽度の、知的障害単独だったら最頻値のはず…
「はじめに」でも少し書きましたが、障害者自立支援法が始まった年から数年間、障害者福祉の仕事にかかわっていました。7・8年前の話になるのか。 で、自立支援法以降、障害者福祉サービスの制度ってのは高齢者福祉でいう介護保険みたいなもので 使おうと…
(聴覚過敏?の話の続きです) スポーツ指導者か体育の先生とお知り合いになれる機会があったら聞きたいことがあったんですが。(今書いちゃうけど)とくに団体競技の練習だとさ、先生たち「声出せ声ー!」って言うじゃん、、単純に疑問なんですがあれって何…
認知能力の問題について。こんどは感覚鈍麻、 つまり「認知する/しないの閾値が高すぎる」点について。 まずは、人の表情の話です。 おそらく自分の場合、誤解を恐れずに言ってしまえば、人の表情はたいがいが所、「無表情」としてしか認知できていないです。…
独立した部屋かオープンスペースの部屋かでも違いますが。 環境音、職場だとこんな感じです:事務机ががたつく音やドアの開閉の音、プリンタの排出音、コピー機の駆動音(と電子警告音がたまにいきなり鳴ってびくっとなる)、PCのキーをたたく音×7~8、紙…