その表情は空虚だ(2)(比喩表現ではないです)
自分の場合、人の表情はたいがい「無表情」カテゴリに分けてしまうようなのです。と以前書きました。
「人の表情は観察しなきゃいけない」と思っているから(人間関係上、注目されるべきポイントのようだ、と学習したから)、「無表情じゃなくて、これは、えーと…怒ってる?のか?」とまでは考えるのだけど
がんばっても「快」か「不快」かくらいしか判らないようで、正確性が激しく怪しいです。どうやら。
具体的な例を出します。
それにしても日本の技術力ほんとすごいよね
画像センシング技術 | 製品情報 | オムロン電子部品情報サイト
人の顔を検出し、年齢や表情を推定する。
自分、電子部品に完全に負けてるwこの技術を本気で脳内に搭載したいですすごくww
これの「表情推定」のところに載っている表情写真、キャプションがなかったら本当に、「快」かな?「不快」かな?自信ないなあ、くらいしか判らないです。
で、これらは大げさな表情なんですよね?日常生活上は上記ほど大げさな表情はしないんですよね?
そういう微妙な表情をとっさに判定しろと言われたらそりゃ「無表情」カテゴリにとりあえず分別しちゃうよね自分の脳は
と思っていたのですが
そうなのかな。どうなのかな。
顔認知メカニズムの解明研究:国立情報学研究所、科学研究費助成事業
同カテゴリの他の研究でも言及されていますが、
自閉症が入っていると「表情弁別(快・不快)はまだできるけど、表情に対する社会的参照が鈍い」。らしい。
ええと、それって
「相手が何かたぶん、怒ってるか泣きそうかいらっとしてるか、とにかく不愉快らしい」ことは感じ取れるんだけど
1)「相手が感じている感覚が、『不快』のうち怒・悲・驚・どれなのかがわからなくて、相手の顔を見るのをやめてしまう」
2)「相手が表現している感覚はわかるんだけど、自分がそれに対してどうふるまうべきかがわからない」
などが要因として思いつきますが、1・2どちらか、というより、ダブルで原因があるんだろうな、と思います。
上記オムロンの表情認識ページの内容のうち、「性別・年齢推定」についても
自分は電子機器に確実に負けてるのですがw、
これについては記事を分けます。