世界は眩すぎる

広汎性発達障害(いわゆるアスペルガー)疑いの一社会人が、自分の自閉症的な部分について書いてみます。できるだけ淡々と、「自分の認知の仕方」と「どうしてそう感じているのかについての推測」を書き出してみるのが趣旨です。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

人の肌はなんて熱いんだろう(性的な意味はないです)

人の肌を触るのも触られるのも割と苦手です。 ぞわっとするし、どう反応したらいいかわからないです。 自閉症スペクトラムの人の症状として割とよく聞くのが、「化学繊維の感触がだめ」とか、逆に「特定の布を常に触っている」なのですが 自分の場合は布の感…

世界は眩しすぎる(2)(比喩表現ではないです)

自閉症の世界を理解するための5つのシミュレーション « WIRED.jp ↑視覚過敏や聴覚過敏などをシミュレートできる動画集のページです。 ここに掲載されている5つの動画について、以下、自分のコメントです。 1つめ:以前、聴覚過敏について書いたときに挙げた…

挨拶って必要なの?(3)(単純に疑問)

以前の同タイトルの記事で、 「いろいろな発話の中でも挨拶は特に、大きな声で行われるため、それが頭に響いて耳に痛い」 「そのため、なぜ苦痛を感じてまで挨拶をしなきゃいけないのか、理由がわからなかった」 という趣旨のことを書きました。 で、まぁこ…

自閉症スペクトラムと療育手帳

障害認定の話です。 以前の記事に書きましたが、「療育手帳」は一般に「知的障害があること」の公的証明書といえます。 なので、現状、「知的障害を伴わない、自閉スペクトラム含めた発達障害」だけを持っている人の場合 一般的に療育手帳の取得は難しく、精…

他者の心を理解する心(2)

前回の記事で、 人の心を植物にたとえるならば、自分のそれが生えている場所は他の人とは全く違う座標上かもしれない、というような表現をしました。 (…いささか詩的な表現なので少々気恥かしいですが) なぜそう考えたか、ひとつ例を出します。 「夜、あな…

他者の心を理解する心(1)

「心の理論」とは、簡潔にいえば「他の人の心を理解する心」のことだそうです。 自閉症スペクトラムの症状は、「心の理論がうまく働いてない」としばしば表現されますよね たとえばサリーとアン課題その他、ひっかかるとか。 自分の場合だと、今ざざっと目を…

その表情は空虚だ(3)(比喩表現ではないです)

逆さむきの顔は、「人の顔…だよね?」としか認識できないようです。 横向きの顔だと、髪型を抜かしたら誰の顔かわりと判断できないようです。 逆さ向きや横向きの顔を見ても、それが知らない人のものだったら、まず表情なんかわからないし、へたすると(顔部…

その表情は空虚だ(2)(比喩表現ではないです)

自分の場合、人の表情はたいがい「無表情」カテゴリに分けてしまうようなのです。と以前書きました。 「人の表情は観察しなきゃいけない」と思っているから(人間関係上、注目されるべきポイントのようだ、と学習したから)、「無表情じゃなくて、これは、え…

「食わず女房」じゃないですけども

ほっとくとご飯食べないです。 食べることに興味ないとかめんどくさいとかじゃなくて。 空腹自体を、意識向けない限り認識しないっぽいんですよ。「自分今おなかすいてる?のどかわいてる?」って司令塔(意識)が手動スキャンしないとランプついてるのが対…

呼び声が聞こえない

感覚過敏なのか感覚鈍麻なのか少し迷う内容ですが。 今日は某コーヒーショップチェーンに行ったのですが 割と他のお客さんが多くてちょっと参った。話声と笑い声がひどく響いてマジに聴覚過敏症シミュレーションみたいでくらくらした。 学生さん集団とおねえ…