デジタルみみせんを てにいれた!
キングジムのデジタル耳栓を買いました。
声は聞こえて、騒音だけをカット!!「デジタル耳せん」MM1000| KING JIM
何箇所かで、「いいよ」と聞いたので。アフィじゃないですよー。
ひととおり使ってみたので、自分の場合どんな使用感だったかを書き連ねてみます。
ただこれ、人によって聞こえ方の変化がかなり違うようなので
参考;
デジタル耳栓を使ってみた感想。 - うちの子流~発達障害と生きる
できれば店頭などで試用できたほうがいいなあ…とは思いました。
ちなみに自分の場合、聴覚と明るさに過敏傾向があるようでして
自閉症の世界を理解するための5つのシミュレーション « WIRED.jp
↑これの4つめの動画の後半が、いつもの聞こえ方・見え方に近いのですが
デジタル耳栓をつけて歩いてみた道路での聞こえ方は、上述動画の前半に割と近づいた感じがしました。
で、使ってみた感想ですが。
・まず言うと、「まわりの音をすべてシャットアウトしたい」場合には使えない。
特に、眠りたい等で、子どもが騒ぐ声や周囲の足音から耳をふさぎたい、という場合。
単に音が全面的に低減された環境がほしいなら100円ショップの三段キノコ使ったほうがいい。これはそういう商品じゃない。
お湯が沸騰する音・食材が焼ける音、タイマーのチキチキいう音、水音、換気扇の音、いずれも聞こえます。体感3割減の感じ。ただし上述のとおり、反響音などの「空気の流れる音」と認識していたであろう音がほぼ消えたように感じた。
・ただ、自分の場合は、動いている換気扇の近くにいるとき、それを打ち消しているのであろう「サーッ」という音(空のカセットを再生しているような音)が割と耳につく気がした。
使用感4:何人かがしゃべっている部屋の中
・人の声は、体感2割減くらいのボリュームで聞こえる。発音はきちんと聞き取れた。
・少し離れた席の人の話し声も、耳を傾ければだいたい聞き取れた。
・いつもは、人の話し声が何人分も辺りにあると、「だいたい何人くらいが喋っている」ことはわかるものの「何を話しているか」がどれもさっぱり聞き取れない
(つまり、人の声はわあわあのしかかってくる音の総体にしか聞こえない)
のですが、反響音が低減されているのか、「あ、ちゃんと人の声の、だいたい○人分くらいか」と思った。さすがに内容までは判別できなかったですがw
・いわゆる「よく通る声の人」の発声は、自分にはいつも耳の奥に響いてキツい
(その人がしゃべるたびにいつも、特急がトンネルに入ったときみたいに鼓膜がぼわっとなる感じがする)のですが
その人の声の、尖った部分とでもいうのでしょうか、
(波長等を計ったわけではないのでなんとも言いづらいですけど)
声=色々な波長の混じった音のうち、大勢を占める波長以外というのでしょうか、
そういった音がそぎ落とされている印象でした。
・ただ、「適度なボリュームで聞こえる」わけではないので、元の声が大きい人の話を聞く場合は、あいかわらず「声量を少し落としてください」とお頼みしたほうがベターだった。
・これは仕方ないんですが、「耳栓」である以上、自分が発声できなくなる(耳栓をつけたまま声を出そうとすると、自分の声がわあわあ全身の内部で響いてつらい)。話したい場合は耳栓を取る必要があった。
一言でまとめると、「聞き取れる音の種類とボリュームは普段とそう変わるわけではないが、かなり楽になる」
という感じでした。
難点があるとすれば、あれだ、
イヤホンをしていると「お前の話を聞く気はない!」という主張だと受け取られる可能性がある、ということでしょうか。
着ている服の色にもよりますが「イヤホンしているな」ということが割とはっきりとわかるので、職場では使いづらいですかねえ。